本たち

Alphine2008-04-14

今回のロンドン出張で連れて行った本たちです。今回面白かったのは「スーパーコンピュータを20万円で創る」です。「栄光なき天才たち」の原作を書いていらしたという作者の文章は非常に読みやすく、一気に読めてしまいました。20万円のスーパーコンピュータですが、当時のスパコンを本当に超える速度が出ていたとは……。今はCPUのパワーなど、力ずくで行うことが多いですが、昔はいろいろとアイデアを競っていたんですよね。今や、パソコンでもπが100万桁まで1分で計算できて、ベンチマークに使われたりしますが、昔は8bitマシーンで一晩かけて6万桁計算するに当たって、FDも高くて買えないから保存する場所がなくて、ビデオRAM(48KB)に計算結果を保存したりするアイデアがあったり……。やはり、先人はすごいです。是非ご一読を。
それ以外もなかなかの秀作でした。今回気に入った順は「スーパーコンピューターを20万円で作る」「ラブホテル進化論」「ルポ貧困大国アメリカ」「怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか」「3年で辞めた若者はどこへ行ったのか」です。「3年で……」は同僚絶賛だったんですが、個人的にはちょっとあわなかった感じです。

スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書)

スーパーコンピューターを20万円で創る (集英社新書)

ラブホテル進化論 (文春新書)

ラブホテル進化論 (文春新書)

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

ルポ 貧困大国アメリカ (岩波新書)

怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか (新潮新書)

怪獣の名はなぜガギグゲゴなのか (新潮新書)